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"文章を読むときのアタマの情報処理は、大きく分けると次の2つがある。 文章から情報を組み上げる(文章→アタマ)処理と、頭の中の情報を本の情報と結びつける(アタマ→文章)処理だ。 すぐにわかるように、自分の..."

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“文章を読むときのアタマの情報処理は、大きく分けると次の2つがある。
 文章から情報を組み上げる(文章→アタマ)処理と、頭の中の情報を本の情報と結びつける(アタマ→文章)処理だ。
 すぐにわかるように、自分の中に、その本の内容と結びつけるものが少ないと、文章から情報を組み上げる(文章→アタマ)処理が優勢となる。
 
 実は、文章から情報を組み上げる(文章→アタマ)処理だけの読書はつまずきやすい。
 頼りになるのが文章から来る情報だけになるから、単語や語句に、文や段落のつながりに、文章のテーマや取り上げられるトピックに、そのどこかに分からないところがあると、途端に理解に支障が出るからだ。
 逆に、自分のアタマから文章へ向かう情報が豊富だと、文章から来る情報に不明な点があっても、何とか進むことができる。
 
 このことは、特に難しい本や外国語の本を読むときには、心にとめておいた方が良い。
 アタリマエのことだけれど、読もうとしている本に関連ある知識を入手しておけばそれだけ、理解は深まり速度は上がり、なにより挫折する可能性が小さくなる。”

- 今度こそは→難解な哲学書を読めるようにする16の新書 読書猿Classic: between / beyond readers (via ginzuna)

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