
多くの関係者への聞き取りを基に作成された大労作 「福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書」
未曾有の大震災から、1年が経過して数週間。あの瞬間は、今でも忘れられません。東北の震災は、まだ続いています。福島原発事故という人災。
「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)が、独自に粘り強く聞き込み、調査、検証を進めた報告書です。実は、元々この調査書は、発売される目的で作成されていなかったにも関わらず、あまりにも要望が多いことから、販売が決定したという背景の本です。非常に多くの方へ聞き取りした結果が、生々しくまとめられています。
東京電力は協力していないため、東京電力で何が起きていたかは、記載されていません。しかし、現場で作業にあたっていた人を含め、非常に細かく、生々しく当時を証言をしています。実は、政府が首都圏を含めて、避難を検討していた、ことも記載されています。
今回の教訓を次回に活かすし減災とするために、「一読の価値あり」な内容になっています。