
年収800万が嫌いな著者1位は勝間和代!? 「PRESIDENT」の読書特集が読み応え抜群!
ビジネス雑誌の本家、PRESIDENTで、かなり刺激的な特集が組まれています。「ビジネスマン1000人調査の意外な結論! 仕事リッチが読む本バカを作る本」
ビジネスマン1002人に対してアンケートを実施(リサーチ会社を介して行い誌名は伏せる)、そのうちの334人から得られた回答から、それぞれ「500万円」「800万円」「1500万円」の3グループに分類し結果を掲載しています。アンケートされた質問の中で、「嫌いなビジネス書の著者」という項目があり、次のような結果になったそうです。
1500万円(50代が中心 部長以上に医師、弁護士、会計士など)
1位 大前研一
2位 勝間和代
3位 森永卓郎&長谷川慶太郎
800万円(40代が中心 課長・係長クラス)
1位 勝間和代
2位 大前研一
3位 孫正義
500万円(40代が中心 一般社員)
1位 勝間和代
2位 堀江貴文
全てのグループに勝間和代女史がランクされているのが、逆に凄みを感じてしまいます。そして、投資コンサルティング会社インスパイア創業者の成毛眞氏とエリエス・ブック・コンサルティング代表でメールマガジン「ビジネスブックマラソン」で有名な土井英司氏が、そのアンケート結果を分析や想いを交え対談していくのですが、これが面白い!ビジネスや読書に興味がある方は、買っておいて損は無い内容になっています。今日買って、一気に読んでしまいました(笑)
でも僕は、読書をすれば出世をするとは思わないな。有り体に言えば知的な層が出世をするわけで、知的な層だから読書もするということでしょう。(中略)あまり知的ではない人は、若いときから本も読まず、出世もしないということでしょう。
一方、500万を見ると年齢層の違いもあるのでしょうが、ファンタジーのオンパレードです。現実をつまらないと感じると、人間はファンタジーに逃げる。特に40歳を過ぎて、「努力しても現実は変わらない」という意識になってしまうと、自分を磨くための本は読まなくなってしまいます。そして、漫画やミステリーや警察小説などに流れるのです。
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