“そもそもめざすべきは、いじめの「撲滅」ではない。犯罪行為や子どもを自殺に追い込むようなひどいいじめは可能な限り抑えこむ(必要なら強制力も行使すべきだ)べきだが、そうでないいじめに対しては、子ども自身が対処していけるようにしなければ、かえって問題を悪化させる。すべてのいじめを教師が把握できるわけではないし、成長した後の大人の社会にも、いじめはごく日常的に存在するからだ。もちろん助けを必要とする子どもには手をさしのべるべきだが、そうでない子どももいるだろう。病人に治療や休養を与えることと、健康な人を運動させて健康増進を図ることはまったく矛盾しない。いじめも同じだ。ポイントは、そういったきめ細かい対応ができる状況を現場に与えなければ、問題は改善しないということだ。”
- H-Yamaguchi.net: やや暴論:いじめ「根絶」をめざしてはいけない (via clione)
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