“読み終えて特に感じたのは、このような災害は、数百年に1度とか1000年に1度といった稀有なものではなく、数十年に1度程度の頻度で、繰り返し襲ってきていて、今こそ、万全な災害対策を講じる必要があり、そのためには過去の災害の実態に謙虚に学ばなければならないということでした。”
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2011-04-18 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 原発建設にあたり、どうして数十年に1度の津波を十分に考慮しなかったかも考察が必要 (via masanork)
吉村昭「三陸海岸大津波」に関するコメント。
「紹介されているのは、明治29年、昭和8年、昭和35年に、三陸地方を襲った津波の実態や被害ですが、特に明治29年、昭和8年の被害が凄まじいもので、読んでいて、1か月余り前に起きた大災害が、この地方で繰り返されてきたことを強烈に認識しました。津波の大きさも、明治29年、昭和8年のいずれにおいても、とても数メートル程度ではおさまらず、明治29年の際には50メートル程度に達した地域もあったのではないかという説も、この本の中では紹介されています。」
(via kikuzu)